ツイステッドワンダーランドに登場する個性豊かな生徒たちを、西洋占星術の観点から分析してみるブログ記事第10回になります。前回のケイト先輩の記事はこちら
今回はアズール・アーシェングロット先輩をクローズアップします!アズール先輩おめでとうございます!オクタヴィネル寮の沼にいる人は多いので今回もまた盛り上がりそうだなぁと思っています。
まず基礎データから見ていきましょう。
【基礎データ】
期間:2月19日~3月20日
属性:水
区分:柔軟宮
支配星:海王星
【基本的性格とアズールの分析】
アズール及びオクタヴィネル寮といえば海の魔女の慈悲の精神。魚座は12星座の中でも最も優しいと言われている星座です。
性格の特徴的な部分をざっくり書くと優しく、繊細、共感性が高く、素直。ロマンチストで優柔不断。ちょっと抜けているところがあるけれど、それを含めて愛されキャラです。
自分で書いておいて「いやアズール氏…本当に魚座?魚座の解釈間違えたかな…」なんて思っていたのですが、この記事を書くにあたって色々考えているうちに1つの答えにたどり着きました。
基本的に善であろうとする私たちの一般常識(良識?)と、ツイステッドワンダーランドの世界では“優しさ”の描き方が違うのではないかということです。今回は魚座のことはちょっと横に置いておいて、この優しさの描き方について書いていこうかなと思いました。あと個人的に魚座の特徴が分かりやすく出ているのはセベクの方なのでは?とも思うので、深堀りはまた次回とさせていただければと…!
【優しさってなんだっけ…】
タイトルから迷走している(笑)これはもうただの感想なので、ぶっちゃけ読まなくても大丈夫ですw興味ある方がもしいらっしゃればどうぞ。
このツイステッドワンダーランドというコンテンツの大きな特徴はキャラクター、世界観共にディズニー映画に登場するヴィランズがモチーフになっているということです。主人公のモデルは悪役です。(オタクの私が定期的に発信しているのですが、あくまでも悪役であり、悪ではないという部分はきちんと把握しておくのがよさげ)
最新イベント『豊作村のケルッカロト』にてケルッカロト(作中のソリ競技)に参加するロイヤルソードアカデミー所属のドワーフの生徒たちが「自分たちがケルッカロトに出場することで世界中の皆を幸せにしたい」と話していましたが、これを聞いたナイトレイブンカレッジの面々ときたら…
「ハァ~?こんな小さなレースの優勝ごときで世界中の人間が幸せになってたら誰も苦労しませんわ!(イデア)」「本気で言ってるの?お行儀良すぎて嘘くさい!(エペル)」
「いい子ぶるのもたいがいにしろ!(セベク)」
などなど散々な言いようで私はめちゃくちゃ笑ってしまったのですwwwここまでボロクソに言うかいwwwっていうか徹底して善玉として書かないのがもうさすがすぎると思ったものです。
知らない方のために補足しておきますと、ロイヤルソードアカデミーとはツイステッドワンダーランド内に登場するディズニーのヒーロー、ヒロインをモデルにしているナイトレイブンカレッジのライバル校です。(ケルッカロトに登場したドワーフたちは『白雪姫』の7人のこびとです)作中ではあらゆる学校行事で対戦してはナイトレイブンカレッジが僅差で負けているとのこと。NRCの生徒たちが勝てないのは一読者として悔しい部分ではありますが、ここも“ヴィランズ”であることを一貫して書く姿勢の表れなので、個人的な気持ちは別として評価している点です。
正義の属性を持ったキャラクター、または偉い人が唱える無償の愛と言えば聞こえが良いですし、それを実行できる人は聖人でしょう。ボランティアを始め、世の中それが善としてまかり通っているところもあったりします。
ただ無償でのやり取りはネットを見るとトラブルがつきものです。「タダで絵を描いてください!」→「無理です」→「ふざけるな(ブロック)」というような受け手側が悪いパターン、被災地支援と称してゴミ同然のものを送るといった与える側が悪いパターン。受け手側が悪い話が目立ちますが、色んな例を見ていると案外どっちも悪かったりするんじゃないかと思います。
ロイヤルソードアカデミーの生徒たちに対するナイトレイブンの生徒たちが抱いた「美辞麗句は嘘くさい」のように、「他人からの優しさに裏を感じてしまい不安になる」「タダより怖いものはない」…。
質素倹約、奉仕、実に良き事ですが、正直自分の価値観や経験から上記のように考えるタイプなので素直に良いことだと思えない…。そういった方は一定数いらっしゃるのではないかと思います。
その点金銭に代表される対価を使用したやり取り(=有償のもの)は比較的トラブルが発生しにくい公正なものです。
「一定の対価を支払えば相応の価値のものを提供しますよ」というシステムは無償というものを怖がる方々を安心させてくれます。世の中には広く溢れていますが、個人がやると一見あくどく見えたりもします。でもこれもまた優しさ、慈悲の精神の1つの形なのではないかと思ったのです。綺麗事を嘘くさく感じてしまう…、世間から見るとひねくれ者として扱われる方々への“悪役から送る悪役らしい慈悲”なのではないかと思います。何がボランティアだクソ食らえ。対価を通じた公正な取引こそ大事なものだ。そういった思いをアズールは受け止めてくれるのではないかなぁなんて思ったりします。
対価を通じたやり取りは、与える側が押し付けがましくなることもなく、受け取る側が寄りかからず済みます。本当に相手の事を思うからこそ対価を挟む必要があるのではないかと思います。また出来る限りのトラブルを回避する自分のための姿勢でもありますし、自分の与える利益には価値があると自信を持っているからこそ出来ることなのです。
現在自主的に有償で依頼を行っている皆さんこの姿勢を忘れずお仕事していきましょうね!っていうか八木もその一人だからね!自信持って頑張ります!押忍!!!(自らにプレッシャーをかけていくスタイル)
まぁたまに破綻しちゃうお金のやり取りもありますが、その辺りの例外を組み込んでしまうと文章書けなくなっちゃうので多少は目をつむっていただけると助かります。あくまでも一般論ですので…。
アズール、取引に「嘘は言ってない」ことをちょっと挟んじゃうだけで実は根はいい人なのかもしれないですね。商売というものに対して真摯というか。本人は嫌がるかもですがw
(いや挟むなよ!って感じですが、これはヴィランとしてのご愛敬でしょうw)うーんでもスタンスに安心は出来るけど実際に取引はしたくないなぁ…w
次回は同じく魚座、3月17日生まれのセベク・ジグボルト君の分析を行います。テーマは星占いの性格に戻り、「魚座はいつでも一緒にいたい」になります。お楽しみに!
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