ツイステッドワンダーランドに登場する個性豊かな生徒たちを、西洋占星術の観点から分析してみるブログ記事第7回になります。前回のルークサンの記事はこちら
今回はイデア・シュラウド先輩をクローズアップします!イデア先輩おめでとう!2周目のお誕生日のイラストなんかすごい楽しそうでびっくりしちゃいましたwユニオンバースデーにはイデア先輩を楽しくさせる何かがあったってことですね。
まず基礎データを再掲。ルーク先輩の内容と同様になります。
【基礎データ】
期間:11月23日~12月21日
属性:火
区分:柔軟宮
支配星:木星
【本記事のテーマ】
おや早速分析に入らないというのはどういうことでしょうか…正直なところ射手座の特徴は前回のルーク先輩の時に概ね書いてしまったのです。メインストーリーに深く切り込むことで違いをつけようかと考えていたのですが、なんと6章の更新前にイデア先輩の誕生日が来てしまったのです!これは大ピンチ。
しかし捨てる神あれば拾う神あり!!ある日YouTubeの登録チャンネルの新着にこのような動画が!!
これは話題になってたハデスの息子が冥界を脱出するインディーゲーム…!こ、これだ!!
という訳で今回はギリシャ神話の冥界の神、ハデスとギリシャ神話をモチーフに生まれたディズニー映画『ヘラクレス』のヴィランがモチーフになっているイデア・シュラウドを星占い的要素を絡めながら分析していきたいと思います!
【冥界の神 ハデス】
ギリシャ神話の冥府の神。ポセイドンとゼウスの兄であり、彼らに次ぐ力を持つとされる。
また冥界は古代ギリシャにおいて地下にあるものと定義されていたため、地下資源(宝石など)の神とされる。
つまりつよつよな神様にして金持ちです。(急にざっくり)伝承自体は少ないのですが、他の特徴として一般的に言われているのは真面目、冷酷、厳しい、ワーカホリック、奥さんに弱い。(ハデスがペルセポネに弱い話ほんと面白いのでゲームさんぽの藤村シシン先生の回は全人類見てほしい)
以上の特徴を聞いて西洋占星術をかじっている私が思うのは、ハデスはすごく山羊座っぽいということです。これにもちゃんとした理由がありまして、課題や死といったネガティブな要素を古代占星術において司っていたのは土星だったからです。そして山羊座の支配惑星は土星。どうして土星の特徴がハデスに当てはまるのだろうか…ということは分かりません…。不思議ですね…。
ちなみに現代占星術で死を司っているのは冥王星になります。冥王星ってPluto(=ハデス)じゃん!元から死を司る星だったんじゃないの?という疑問が出る方もいらっしゃるかと思いますが、冥王星は1930年に当時最新の技術だった天体写真を使用して発見されたので、それ以前に用いられていた占星術者が観測することは不可能でした。そしてWikipediaの情報ですが(概要が間違ってることはほぼないですし、ソースも明記してあるので信憑性は高いと思います)、プルートと名付けられたのは割とたまたまであり、冥府の王の名前が付けられたのならこの星に死を司ってもらおうという風に後付けで決まっていったのじゃないかなと私は思います。しかし占星術の正確な歴史なんかを調べ始めたら私は占い師じゃなくて完全に研究者になってしまうのだ…論文書けちゃう…。
【射手座のイデアと土星のハデス】
さて土星のお話に戻ろうと思います。当記事を読むに当たって前リンクのゲームさんぽの動画16分あたりを絶対に見ていただきたいのですが、ここがハデスらしさが最大限出ている部分かと思われます。
玉座の前に仕事机を置いて一人で黙々と仕事をしているところです(笑)「玉座に座っている時間も勿体ない!わしの前に机置け!」と言う所がwww本当にわかりみが凄いのですwww(筆者は山羊座)
ちなみに#2でハデスの館の内装を色々変えて遊んでいるのですが、周りの部屋がどんどん綺麗になっていくのにハデスの玉座周りは一向に変わる気配がありませんwwwあの椅子固そうだからゲーミングチェアみたいなの用意してあげてと心配してもらってるのに頑なに変わらないのです。自分の事は二の次三の次にしちゃうのも山羊座あるある。っていうか無駄遣いするなって怒られるしw山羊座あr(略)
そして前回のルーク先輩の記事で書いた射手座の特徴を思い出してほしいのですが、射手座が愛するものは自由、憎むべきものは束縛。
玉座の前に仕事机を置いて黙々と仕事をするだなんて状態は、射手座が最も嫌うことです。もはや座っていることにすらストレスを感じてしまい、持っている実力を全く発揮できません。イデアにあるハデスの要素はイデアの足かせとなっているのです。
「どうせ僕はどこにも行けやしないんだから」というセリフから本当にやりたいことへの強い渇望が見えて仕方がありません。自分がやりたいことへの目標意識は射手座の魂を燃やし、自分をつき動かすとても大事なものなのです。それが自由にならない現状…うーん…しんどいな???
【星々の対立構造 ~ハードアスペクトとは~】
イデアの自由にしたい射手座と、ハデスの動かず勤勉にただやり遂げる山羊座の衝突、カッコよく言ってみれば星の対立構造と言うべきものですが、実は私たちにとっても非常に身近な要素だったりします。
例えば1人の人間の中に社交的な要素と人見知りな要素があり、社交的なときと人見知りを拗らせてる時があって、どっちが本当の自分らしさなのかがよく分からないという方が一定数いらっしゃいます。この一定数は程度の違いはあれど、マイノリティではなく案外マジョリティ寄りの数いらっしゃいます。
実はホロスコープを見るとその人の中にはちゃんと社交的な要素と人見知りな要素があり、物事に向き合うたびにこの2つ、時に3つ以上が対立したり、摩擦を生んだりしているのです。
それを西洋占星術の専門用語でスクエア、オポジションと呼び、それぞれ90度と180度の角度を形成します。(この2つはハードアスペクトと呼び、良くない要素が強い星の位置を指します)気になる人は自分でも調べてみてね。
・スクエア:2つの天体のエネルギーがぶつかりそれぞれ違う方向に向かおうとしている。不安定、衝突、葛藤またはそれらを解消しようとする作用
・オポジション:天体が向き合って緊張した関係。対立だけでなく高めあう意味もある(恋人の相性だと強く惹きあうという意味になるよ!)
この2つが組み合わさって更に大きな図形がホロスコープ上に出てくる人がいらっしゃいます。これらを複合アスペクトと呼ぶのですが、トライン2つのオポジション1つの直角三角形でTスクエア、さらにTスクエアの反対側にもう一つTスクエアがあって大きな正方形を形成している人はグランドクロスと呼ばれる複合アスペクトを持っています。
アスペクトってなんぞやって思われるかと思うのですが、簡単に喩えるとパッシブスキルというやつです。スキル発動ボタンを押さなくても常時発動するスキルのことですね。
Tスクエアやグランドクロスを持っている人は、己の中に生まれつき大きな摩擦を持っているいわゆる「生きづらい」人です。グランドクロス持ってる方なんてほとんどいないけども…SSRかな?
それで言うとTスクエアはSRくらい結構多くの人が持っている気がします。
私が占い師を志したのも「この世の中って自分が思っているより多くの人が生きづらさを抱えているんだなぁ。その生きづらさを少しでも軽くして、なんとか明日から頑張っていこうという気持ちに繋げることが出来たらいいな」というのがきっかけの一つだったりします。
そしてそんなジレンマを抱えている皆さんが葛藤を力に変える方法…それは…
すいません、分かりません。
私のホロスコープにはハードアスペクトが殆どないのです。身を持って学ぶことが出来ないのです。なので今は本を読んだり先人たちから学ばせていただいている状況です。
こんな私が占い師になっていいのだろうかと思うのですが、占い師がこの世の全てを理解している必要はないと個人的に思うのです。(そもそも無理だけど)
私は女性として生まれた時点で男性の気持ちや男性ならではの苦労を知ることは出来ないし、一人っ子なので兄弟姉妹との人間関係を理解できないし、いたとしても年子と離れた兄弟ではお話も違ってきます。どんなに頑張っても掬うことのできない要素が出てきます。
※八木は占いで人は救えないが、心を掬うことだけは出来るかなと思っているのでこの漢字を使用しています。
ただそれを知らないからと投げ捨てず、考えることを放棄せずに何とか歩み寄るだけでも違ってくるんじゃないのかなと思い、日々学ばせていただいている次第でございます。
ハードアスペクトの乗り越え方も人によって異なると思うので、明確に「これをしろ!」とは言えるわけがないよなぁ。と前述で話を振っておきながらあっさり手のひらを返しちゃいましたねw
その時その時に合ったアドバイスを提供できればいいなと思っています。もっともっと頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
さてかなり脱線してしまいましたが、イデア先輩の分析いかがだったでしょうか?ちょっと専門用語多くなりすぎちゃってすみません…(汗)いやぁあまりにハデスの持つイメージというか要素とイデア先輩が合ってなさすぎて、つまりこういうコト…!?ってテンションで一気に書き上げてしまいました。置いてけぼりにしてしまったらすいません。ただこういった星占いの観点からも「イデア・シュラウドしんどいのでは…!?」ということが分かっていただけたら幸いです。このイデアのしんどさについてですが、まだ考察の域を出ないものですが大ハズレという訳でもないんじゃないかと個人的には予想しています。いやー6章の更新が楽しみですね!!!
次回更新は1月18日になります。リリア・ヴァンルージュさんと、ツノ太郎ことマレウス・ドラコニア先輩について書かせていただきたいと思います。
なぜ2人一緒に記事にするのか…それは次回のお楽しみということで。
八木伊吹雪でした。
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