夫「昨日電話かけてたんだけど日曜日だから繋がらなかった…。早く連絡しないと宅配サービスの牛乳屋さんが来てしまう」
え、今気づいたん…？旅行1ヶ月前から決まってたじゃん…
私「待機列でやることないから今電話かけなよ」
夫「うーんでもここっていつも音楽がかかってるからさ…（ﾊｽﾞｶﾁｲ）」
いや変な見栄を張るんじゃあないッ！
という波乱の展開からスタート。2日目はディズニーシーが舞台です。
アラームに加えモーニングコール（←ウッディとバズからのメッセージが聞けるよ！！）もセットし、頑張って早起きしてトイ・ストーリーホテルにあるロッツォ・ガーデンカフェで朝食を取りました。
朝食バイキング楽しい～～～！！美味しい～～～！！！レストランも料理もかわいい～～～！！！！朝からめちゃくちゃ楽しい時間を過ごせました。これもう宿泊無しのディズニーなんて考えられないぞ…。はわわ…。ちなみに朝食時の一コマ、
夫「どうしよう…」
私「おかわり行くか迷ってる？」
夫「うん、何を取りに行こうかなって」
私「あ、おかわりするのはもう決定事項なんだ」
入場者が多かったため、朝9時を過ぎた頃に入園、そのまま9時30分に予約していたソアリン：ファンタスティック・フライトへ。待望の新アトラクションです。
バケーションパッケージのVIP待遇でほぼ待ち時間なしス〜イスイ！でしたが、こんなにも普通に並ばなかったことを後悔したアトラクションは初めてです。
このアトラクションは女性飛行士カメリア・ファルコ（架空の人物です。モデルはアメリア・イアハートだと思われる）の功績を称えて造られた博物館という設定。アトラクション本編で行われる空の旅は、カメリア・ファルコ生誕100周年記念の特別展示として扱われています。（ちなみにこの設定でアトラクションを作っているのは日本だけ！）
アトラクションの建物の中は人類が抱いていた“空を飛ぶ”ということへのロマンと挑戦の歴史が詰まった展示品に溢れていました。なにこれすごすぎる…。っていうか1から全部作ったわけでしょ…？次回は絶対普通に並んで博物館から楽しもうと思います。
アトラクション本編も素晴らしかったです。地球は美しかった。
私たちはよく「自然こそ美しい」とし、建物やビルといった文明を否定してしまいがちですが、人間も動物ですし、文明も自然の一部です。文明もまた美しく、やれ文明だ自然だと分けて考える方がナンセンス。文明も大自然の景色と同じくらい美しかったし、私達は広い広い空によって一つに繋がっている…。ひとつの大きな命…サークル・オブ・ライフ………（←違う）。感動した。泣いた。
私はオタク特有の早口で感想を語ったり、女の子たちから写真撮影を頼まれたり、夫は頷きながらパークの写真を撮ったりしつつ、ダッフィーとのひと時を楽しめるヴィレッジ・グリーティングプレイスへ。
その待機列にて夫のスマホに一本の電話が。（牛乳屋さんかな…？）と思いましたが、返答がどうも違う感じ。そして電話が終わって一言。
夫「昨日のポップコーン交換券が見つかったって…」
な、なんだってーーー！！？！！？！！、？、！
そう、1日目に紛失し、届け出をしていたポップコーン交換券が見つかったとの電話だったのです。ダッフィーを前に青天の霹靂。てっきり拾われたり盗まれたりして勝手に使われてしまったものだとばかり…（ネガティブ）
「ランドの落とし物をシーまで移動することは出来ないのですが、手荷物検査場の横にある対応スペースまででしたら移動できます。ここでしたら入園不要ですので、お時間のあるときにいらしてください」
とのことだったので、とりあえず目の前のダッフィーとの時間を楽しむことに。
ダッフィーフレンズとは今までご縁がなかったのですが、いやダッフィーめっちゃかわいいやん…。（ちょろい）ダッフィーのおててはとってもふわふわしてました。あと私の持っていたバッグを褒めてくれたので超嬉しかったです。私のように物に愛着が強いタイプの人（※土属性に多い）は、ルックスを褒められるより身につけている物を褒められる方が喜びます。お、占い師っぽい話が出来た。
パークで撮った写真もアプリで取得と購入が可能。っていうか本当に便利になったな…写真を撮って現像して購入という待ち時間がなくなったのすごい……。かがくのちからってすげー。
突然の嬉しいお知らせにソワソワ気味ですが、シーの午前中は予定が詰まっていたので、11時から予約したトイ・ストーリー・マニア！へ。トイ・ストーリーホテルに泊まった流れでこのアトラクション行くのは幸せがすぎる。
このアトラクションは最後にスコアが出るのですが、今回はこんな感じでした。
夫：143,400点 ヒット率25％
私：124,000点 ヒット率32％
いやヒット率では勝ってるの謎すぎて笑う。後で聞いたら
夫→目の前の100点は無視してひたすら500点1000点とかの高スコアを狙ってた
私→高得点の的が出てくるまでの僅かな時間がもったいないから目の前の100点をつい打っちゃう
というプレイスタイルの違いでした。性格出すぎ。あと輪投げするターン難しすぎない？全然入らない。
次のアトラクションはショー形式。開場は13時頃だったので、お昼ごはんのためにと設けていた自由時間。夫はポップコーン交換券を取りに、私は買い物と軽食休憩のために別行動を取りました。
メディテレーニアンハーバーの街並みは本当にオシャレ。適当にぶらぶらしているだけでイタリアに一人旅に来たような気分を味わえます。それに2日目は陽の光が気持ちよくてお散歩日和でした。とても気持ちが良かったです。
買い物をしたり、ゴンドリエ・スナックのテラス席でアイスカフェラテを味わいました。ちなみにこのお店はシーで唯一オリジナルブレンドのコーヒーが味わえます。お味は割とスッキリ系。
そうこうしているうちに夫から券を引き取ったとの連絡が。交換券は踏まれたり、雨に濡れた様子もなくキレイな状態でした。キャストさん（ディズニーリゾートの従業員のこと）あるいは親切なゲストさん（ディズニーリゾートに遊びに来るお客さんのこと）がすぐに拾ってくれたのでしょう。本当にありがてぇ…世界に感謝…（2回目）
早く伝えたかったのでLINEという形にしましたが、良くない態度を取ったことを謝罪しました。夫は自分の落ち度であると言って丸く収まりました。いや最悪“成田離婚”ならぬ“ディズニーポップコーン離婚”になってしまうところだった…恥ずかしすぎる…。
旅先って不慣れな環境や疲労からトラブルが非常に起きやすいので、揉めないよう気をつけようというよりは“揉めたらどうするか”を考えた方が建設的なんじゃないかなと思います。特に新婚旅行って旅行期間が長い場合が多いからね…。
こうして自らの行いを反省した後、合流。ゴンドリエ・スナックのコーヒーが美味しかったので本格的なエスプレッソを夫に勧めました。ゆったり休憩しながら「見つかってよかったね」とか話そうとしましたが、そよ風に吹かれてスティックシュガーの袋が飛ばされた拍子に
「ｳﾜｰ！大変だ！」
と慌てた夫がエスプレッソをちょっと溢し、
「んもおおおおお！！！」
とウェットティッシュで拭きながらまた怒ってしまったのでもうだめかもしれん……wどうしたらいいんだ…？w日々夫が3歳児に見えてくるんだ………
気を取り直して13時頃開場、アメリカンウォーターフロントで行われるビッグバンドビート～ア・スペシャル・トリート～鑑賞のためエリア移動。大きな3歳児（ひどい）が「おなかがすいた」と言うのでニューヨーク・デリのサンドイッチを与えました。ちゃんとピックを刺す本格的なやつです。美味しかったそうです。よかったね。
ビッグバンドビートもいい席で最高に楽しかったです！っていうかまずホールの内装からしてすごい。ここがブロードウェイか…。
ミッキーのダンスやドラムめっちゃカッコよかった…。ダンサーさんのダンスも最高。タップダンスすごい…。バックダンサーって決して背景とか盛り上げ役とかそんなものではないのよね。全てが主役というか、舞台装置って感じ。何が欠けても誰が欠けても成立しないんや…。
個人的にはミニーちゃんがくるりと回った時の衣装の華やかさに釘付けになってました。舞台で歌う時だけでなく、回転したときにも美しく見えるよう計算されつくしている…。舞台が総合芸術と言われる所以は、物語・音楽・舞台装置・衣装とあらゆる美術の要素が揃っているからです。こんなにお得で素敵なものは他にないです。舞台鑑賞、オススメ。
以降はディナーまで自由時間。行っていないエリアを回りながら念願のポップコーン（しょうゆバター）を引き換えたり、軽食を取ったり、映画やゲームの体験後に改めてアリエルのプレイグラウンドにあるグロット（海底洞窟）に行ってみたり、ショップを見たり…。凄く気楽に過ごしました。
というより、よっしゃ！アトラクション乗りまくるぞ！という体力が我々に残っていなかった（苦笑）お子さんや学生さんたちは元気いっぱいだったなぁ。運動再開して体力つけなきゃと思ったけど、これはそういう問題でもない気がする…w
ここまで来たら徹底的にのんびりしよう。だがしかしディナーが控えているのでレストランに入ることは出来ない。ということでヴェネチアン・ゴンドラでゆったり水上散歩。夕日がまぁキレイなこと…。ちょっとだけ切なくなってしまうのはどうしてだろうね……。
いい時間になったので予約していたS.S.コロンビア・ダイニングルームへ。新婚旅行の締めにと奮発して豪華客船でディナー！どれもこれもすごく美味しい…というか、味に一言では表現出来ない深みがありました。味って立体なんだな…。
本当に新婚夫婦か？と思うくらいお互い終始ほぼ無言で食べていました。いや疲労もあるし、1つ1つの料理の味が凄く深いからゆっくりと食事に集中しないと料理の良さを全て拾いきれなくて…。大変質のいいお食事と時間だった…。お互いそれが分かっているからこそ終始無言でも楽しめたのです。お友達や恋人って、無言の時間も気まずくならなくなってからが本当の関係だよねと個人的には思ってます。
だがしかし最後の誤算。食事とお手洗いを済ませていたら夜のショー、ビリーヴ！〜シー・オブ・ドリームス〜の開始時間ギリギリになってしまうという展開に。余裕を持って予約したはずなんですが、コース料理って食べるのに2時間くらいかかるんだね……知らなかったな………（遠い目）
急いで会場まで向かい、キャストさんにショートカットさせてもらってなんとか間に合いました。世界に感謝（3回目）
この夜のショーがまた最高に良かった。プロジェクションマッピングによって空も壁も火山も全てがキャンバス、まさに光と音と物語の三重奏、よく知った名曲もビリーヴ！のための編曲が行われていて（いやフレンド・ライク・ミーのヒップホップアレンジにはオラたまげたぞ…あとあの山寺さんの歌声は多分このために収録したと思うぞ…）、3曲が同時にかかっている場面なのになにひとつぶつからない。あっという間に引き込まれました。そして泣いた（←すぐ泣くオタク）
個人的にこのショーに『リメンバー・ミー』が使われていたのが良かった……。あの作品の色彩の美しさはめちゃくちゃ夜に合うのです。想像は出来たけど想像以上だった。本来忌み嫌われる“死”というものがこんなにも美しいだなんて……。いや『リメンバー・ミー』は本当にいいぞ全人類見て。
私たちは今回ピアッツァ・トポリーノ、通称ミッキー広場と呼ばれる正面の位置に指定席を取りましたが、この位置だと壁のプロジェクションマッピングがよく見えないことが判明。
いやこれ…別の角度からまた見たくなるじゃん！！どの角度から見ても優勝じゃん！！360度どこから見ても本当に隙がないから好きしかない！！！！
と、再度心を掴まれてしまいました。これもう何度来ても何度見てもいいやつじゃん…。
余韻に浸りながらパークを後にしました。
電車に乗るのが好きなのと、なんだかちょっと名残惜しくてリゾートラインを1周多く乗りましたｗ環状線万歳。さらっと書いてしまいましたが、リゾートラインもまた素晴らしいんですよね。ホームからディズニーの音楽がかかっていますし、外装も内装も普通の電車と違うので乗るだけでわくわくが止まらない。
ホテルの部屋に戻った後は1日目と一緒です。寝落ち防止にディズニーチャンネルを流しながら入浴して就寝！ホテルの購買にバスボールが売ってるのが嬉しかったです。2日とも使ってはしゃいだ。
何かとハプニングが起こりましたが、それを簡単に塗り替えてしまうくらい素敵な経験をたくさんさせてもらいました。これだからディズニーって最高なんだ…。付き合っていた時から何回か行っていたので、どれだけ新鮮な旅に出来るのかは当日まで分かりませんでしたが、大好きなディズニーを訪れることにして正解だったと思います。本当に楽しかったし、毎回毎回新しい体験をさせてくれる場所です。
でもまた行きますｗここは永遠に未完成のパーク。訪れる度に姿を変える夢と魔法と情熱とイマジネーションの国ですから。