こんにちは。八木伊吹雪です。
こちらで改めてご報告させていただきますが、2022年6月30日に結婚いたしました。ここ最近Twitterやブログで忙しいとぼやいていたのは結婚に関する様々な準備によるものでした。こんな仕事をしているくせに普段は外出もせずおうちで過ごし、友達とも積極的に連絡を取らないインドアマンなので、お互いの親に挨拶したり、日程を組んだり、指輪を見に行ったり、フォトウエディング(結婚式はしませんでした)の会場に足を運んでお話を聞いたり、打ち合わせしたり…とにかくMPをゴリゴリ削っておりました…。すっげぇ忙しいんだな…オラ知らなかっただ…。理解と実感は別モンだ…。
平日仕事をしながら休日はずっと外出をして、慣れない行政のあれやそれと向き合ったりというのは本当に大変でした。ブライダルフェア色々回ったり、結婚式や披露宴までやる人達すごいな…体力ゴリラなんだろうか…。それはそれとしてブライダル業界の皆様は休日もお仕事をされているだけでなく、丁寧な接客、親切な対応をしてくださって本当に頭が上がりません。感謝…。
さて本題に入ろうと思います。怪しくない占い師であることを大事にしているので、スピリチュアル関連のお話は出来るだけしないように心掛けているのですが(占いはどうしてもこういった分野と関わるので、避けられない部分はありますが)、あまりにもとある神様にお世話になりすぎているので、お礼ということで今回記事にさせていただくことにしました。神様の力は信仰に宿る(※多神教の場合)と思っているので、私のブログ記事から興味を持ってくださったり、神社などへ参拝して下さる方が増えると良いなと思います。
と明るい理由を並べてはいますが、ちょっと後ろ暗い理由もあります。それは後述。
タイトルにある守護神ですが、東京の守護神であり、日本三大怨霊の1人ともされる
平将門公
です。日本史を履修した方、オカルト好きの方、それからメガテニストなら知っているお名前ですね。そんな将門公と私のちょっとしたご縁をこれからお話しようと思います。
事の発端は2017年8月。何日だったかは忘れました。
新卒で入った会社がなかなかブラックで、隔週土曜勤務により週6で働くことも多く(なお代休はない)心だけでなく、月イチで風邪を引く日々により喘息が再発。体も壊してしまい、退職して療養していた頃、御朱印集めが趣味の母から「神社に付き合って」と言われ、私が前から行きたいと思っていた神田明神へ行くことになりました。平将門という人物にある英雄性や神秘性については前から興味があったのですが、神田明神へ参拝するのはこれが初めてでした。(八木の実家は横浜市なので東京都心へは少し時間がかかるのです)
神田明神へ参拝後、「もう1つ行くの付き合ってほしい」と言われ、えええ正直ダルいなと思いつつ母へ交換条件を提示しました。
「大手町にある将門塚に行くの付き合ってくれたら行く」
というものです。交換条件は無事に飲まれ、私は念願だった将門塚への参拝を行いました。東京のパワースポットとして著名な将門塚は高層ビルが立ち並ぶ東京のど真ん中で一際異彩を放つ存在でした。なんといってもその一帯だけ空気が違うのです。真夏のオフィス街だというのにひんやり涼しく、自然と背筋が伸びる緊張感が漂っていました。例えるならそう…校長室。誰でも自由に来ていいけど、礼儀礼節が必要な偉い人がいる空間でした。
ちなみに今は「敷地内の安全性と管理性の向上を目指すと共に、これからの時代にふさわしい新しい将門塚として皆様に愛されることを目指し」改修されたことで物々しさは控えめになっています。が、空気は全然変わってません。あの雰囲気が損なわれるのは少し残念ではありましたが、スロープがついたのを見てこれは必要な改修だったなと思いました。実際に見に行くの大事。ちなみに大手町駅C6a出口すぐです。(勝手に宣伝)
塚では神社へのお参りのルールに則り、住所と名前を述べ、
「頑張って働きますので、私に合った条件の良い働き口が見つかりますように。何卒お願い申し上げます。」
とお祈りをしました。神田明神でも同じ内容を祈った気がするのですが、塚での思い出が強烈すぎて覚えていません…すみません…。
そして見つかりました。勤務先は東京(一人暮らしがしたかったので東京で働くことが目的でした)、前職での経験を丸ごと活かせる仕事内容。最高の働き口でした。
この新着求人を見つけたのは、お祈りをした次の日でした。
これだけで終わらないのが将門公のすごい所です。
ある日職場で神田明神のお札を見つけたのです。お札を置いたのは直属の上司で、上司は毎年神田明神へ初詣に行っており、そのたびに「職場にいい人が入ってきますように」とお祈りしていたと言うのです。嘘やん………。
残念ながら職場内で色々悪いことがあり(ひどすぎてここではとても書けない)、クビ同然で退職してしまいました。直属の上司は本当にいい人で、私を娘のように可愛がってくれました。嫌なことを思い出させてしまうかなと躊躇いましたが、先日「結婚しました」と写真を送って報告したところとても喜んで下さり、とてもとても嬉しかったです。
この出来事が起こってからというもの将門公には強烈なご縁を感じ、頑張りたい時やつらい時には運気や運勢アップ、 特に勝負運が向上するとされる将門塚へお参りしていました。
毎日お参りするという訳ではなく、ここ一番の大事なときには必ず訪れるといった感じです。依存しすぎも良くないからね。あと攻略を見ながらになりましたが(初見じゃわかんないよ!)『真・女神転生Ⅲ』のリメイク版ではマサカドゥスのマガタマを作り、『真・女神転生Ⅴ』では1周目で将門公関連のサブクエストもきちんとクリアしました。(ちなみに『真・女神転生Ⅳ』のニュートラルルート入りには失敗しました…涙)
しかしご縁と書けば聞こえはいいですが、こんなことが起こってしまうと
「将門公ってすごい!!」ではなく、「やばいちょっと怖い」という気持ちが湧くのです。なので強烈なご縁なのです。ご利益だけでなく畏怖も同時に与えるというのが凄く日本というか多神教の神様っぽいなと思います。
あとある日ちょっとくよくよしながら「頑張るための力をください」とお参りしたら頭が上を向いてしばらく動かなくなったりもしました。空を見上げるというのは一番簡単な除霊方法だとどこかで聞いたことがあります。どこで聞いたんだっけ…?忘れました。
実際に除霊になるのかどうかは分かりませんが、高層ビルの隙間から見る夕暮れの空は良いものでした。空を眺める心の余裕もなかったなぁと思い、すっきりした気持ちで家に帰りました。それはそれとして首がなかなか戻らなくてめっちゃ焦ったよね。周りに誰もいなくてよかった…。傍から見たら完全に不審者だった…。
この強烈なご縁を大事にするべく、結婚式をするなら神田明神で和装にしようと決めていました。なお和装希望はただの趣味ですw神田明神には明神会館という施設があるので安心して相談・お任せ出来るので和装での結婚式に興味のある方は是非!めちゃくちゃお世話になりました。本当にありがとうございました…!(また勝手に宣伝)
神田明神へ普通に参拝するのもオススメです!フォトウエディングの相談をするため神田明神を訪れた際にいつの間にかリニューアルしていたのでせっかくだからと神田明神文化会館に入ってみたらすごい楽しい商業施設になってて驚いた…。お守りだけでなく和雑貨、パワーストーン、神社関連の書籍、神棚に置く道具、新名物の神社声援(ジンジャエール)などなど盛りだくさんなので超楽しかったです。ちなみに先日Twitterに投稿したロッククリスタルはこちらで購入したものでした。
さて色々決まって婚姻届提出日当日を迎えた日、役所の帰りに足を伸ばして「フォトウエディングのご挨拶も兼ねて将門塚にお参りに行かないか」と夫に提案し、当日役所に行った後にお参りをしました。入籍当日の6月30日の東京は快晴、最高気温36度。命の危機を感じる強烈な暑さでした。7月14日に神田明神でのフォトウエディング(白無垢!1時間の屋外撮影!!)が控えていた私は非常に俗なお祈りをしたのでした。
「7月14日当日は何卒ちょうどいい気温になりますように…何卒…何卒……」
迎えた7月14日当日、東京の最高気温は27度。天気は雨予報でしたが、フォトウエディングが行われた午前中はなんと曇り。雨が降ったのは一瞬で、フォトウエディングに付属する結婚奉告式(結婚されることを神様に報告する儀式)の直後。禊の雨だったのでしょうか。その上見学に来た家族と写真を撮った時には晴れ間さえ見えるというまさに神対応。
蒸し暑くはありましたが、汗が滴り落ちて化粧が崩れたりすることはなく、命の危機も全く感じませんでした。
その後お疲れ様会として夫と2人で秋葉原(神田明神から秋葉原へは歩いてすぐ行けるよ!嬉しい!)にあるモンハン酒場へ。アトレ内のお手洗いで化粧を落としたり、猿田彦珈琲で一休みし、いざモンハン酒場へ向かう14時にはすごい雨。その日は雨が止むことはありませんでした。
いや!!!すごい!!!すごいありがたいけど………怖い!!!恐ろしい!!!!!!(小心者)
という訳で、スピリチュアル寄りの話題はあまり好きではない方も多いと思うので控えていたのですが、さすがに書かないわけにはいきませんでした。この出来事は全て将門公のお力によるものだと私は信じて疑っていません。私はそういう考え方をするタイプの人間です。私は将門公のお力を広めたい。っていうかさすがにそろそろ話をしないと怒られそうで怖い(失礼)
という訳で皆さん軽率に神田明神に行ってお参りしてショッピングすると良いと思います。そしてここ一番の引けないタイミング、強いお願いがあるときには将門塚へ訪れていただければと思います。調べると色々ご利益があるみたいですが、私的には勝負運かなと思います。感謝と畏怖を忘れずお願いし、自分自身に願いへの道を切り拓く力があれば、将門公は見守って力を貸してくださると思います。
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